考の証

要は健忘録

初夏の日差しを浴びて

 最近は季節がゆっくりすぎている。数年前は冬が終わったときには夏になっていたし、夏から一気に冬になっていたように思う。昼は少し暑いが、夜は少し寒い。ちょうど良い季節になってきたが、もう梅雨だ。あの陰鬱な、いつまでも続くような雨を待ちわびているが、一向に来る気配がない。

 先月は本当に死ぬかと思った。GWで休みすぎた反動か、休日は家から動くことさえできなかった。本当に辛かった。とても仕事ができる精神状態ではなかったし、人と会いたくもなかった。せっかく友人と会う約束をしても当日ドタキャンしたのはちょっと申し訳ないと思っている、本当に。それでも何とかやってこれたのは、担当していた仕事が変わると言われたからである。

 これは本当に大きな変化だった。仕事が変わってからは生活が変わった。

 まず休日に行動ができる。何を当たり前のことを言っているんだと言われるかもしれないが、これまではずっと寝て休むことでなんとか平日に体を動かしてきた身としては大きな変化である。それに、ちゃんと楽しさを感じることができる。本当に、何を言っているかと言われるかもしれないけれど、ちゃんと物事に対して楽しいと思える。今も生きる理由なんて見つからないし、やりたいことも見つからないし、何にも解決してないけれど、まあどうにかなるかと思えるほどには前向きに生きていけてる。去年は外が眩しくてまともに目をあけてられなかったけれど、今は初夏の太陽だって眩しく感じない。

 この1年間は本当に辛かったんだなぁと他人事のように思う。仕事も、そのやり方も、人間関係も、住む場所が変わり続けるのも、生きていることも、全てが辛かった。でも今はそこまで辛くない。本当にストレスというものは人を、感情を殺すんだと実感している。今でも中途覚醒のせいであまり寝られないこともあるけど、それでもだいぶよくなった。デパスを飲んでも精神面に変化が現れなかったのは、本当に喜怒哀楽を感じきれていなかったことが原因だと思う。よく死ななかったなと自分を褒めてやりたい。むしろ誰か褒めてくれ。


 ここまで書いて思うが、ちょっと躁状態なんじゃないかと疑ってしまうぐらい前向きなのは少し不安である。



 話は変わるが、先日は近くの国宝認定された神社まで一人で足を運んでみた。木々が鬱蒼と生い茂る、最寄駅からケーブルカーで行ける神社だ。自然を十二分に味わえるとても良いところで、人も少なめであったのでこれからもたまには行ってみようかと思う。やはり、森の中の空気というのは匂いが独特でとても安らぐ。そんなことを思いながら本宮まで行ったところで、見たことのある顔が神社の関係者と一緒に出てきた。いや、通勤の際にホームですれ違う程度の本当に顔を見たことのあるぐらいの人なのだが、きっと日本史か何かを専攻している大学生なのだろうとそのとき思った。年寄りと家族連れしかいないような場で彼女にあったことはとても印象に残っている。ちょっと話を聞いてみたいぐらいだ。そして本宮に着いてからは、お賽銭を入れていつも通り神様にご挨拶をしてから境内を回った。平安時代からある神社なのに、なんで塀は信長塀っぽいのだろうかと疑問にも思ったのを覚えている。可愛らしい巫女さんのいるところまで戻り、そこでおみくじを引いた。結果は吉であった。生まれてこの方、おみくじは小吉や末吉しか引かない身であれば、吉は中々に運の良い日だなと思いった。

 神社に来ておみくじを引くのは、私の習慣である。小吉や末吉しか引かない身であれど、実は一時期大吉しか引かない時期もあった。これは、そのとき付き合っていた恋人のせいだと信じている。というのも、その恋人は大吉しか引かない人間で、その人と一緒におみくじを引くと私もなぜか大吉しか引かなくなったのである。そういう、運というものがこの世にはあるのだと私はそのときから思っている。別れてから数ヶ月程度は大吉を引けていたが、それからはいつも通りの結果である。結果が散々だとわかっていてもおみくじを引き続けるのは、まあ私の運に対するちょっとした反抗心であると思ってほしい。

 そんなことを思い出しつつ、帰りはケーブルカーではなく、参道を下っていった。これが中々急な階段や坂で、救急車を呼んだときに場所を伝えるため、「参道③」などと掲示まであった。確かに下りきるまでには2人しかすれ違わなかったことを思えば、その昔苦労した人がいたであろうことは想像に難くない。その道も背の高い木々に囲まれ、とてもいい雰囲気であった。ただ、参道を下りきってからは案の定足がガクガクしていた。



 久しぶりに文章を書いたせいか、とても表現が下手だなぁと思う。元からうまかったかと言われれば言葉を濁すしかないが、これからは少しずつ心も安定していくと思うので、引き続き更新をしていこうかと思う。相変わらず、書きたいことがないので、支離滅裂な文になるとは思うが、そこは気にしないでおこう。