考の証

要は健忘録

春は遠い

  過去の記事を振り返ってみると、去年の今頃も出張だったのは当然として、3月でも暖かい日があったようだ。確かに去年は桜が咲くのも早かった。出張が終わって京都に戻ってきた頃には桜は散ってしまっていたのを覚えている。今年はまだ寒い日が続いていて桜の咲く気配はまだないが、それと同じく出張の時期もずれ込んでしまったので、どうやら今年も桜を見る機会には恵まれなさそうだ。

 

 

   ツイッターの眺めているとある記事が目に飛び込んだ。

https://am-our.com/love/465/14032/

  そこには解決しない相談所で若い女性が恋愛を諦めるべきかとの問いへの答えがあった。その問いやら答えやらにはあまり興味は惹かれなかったが、ある一文に深い共感を覚えた。

 

   「幸福だと思うことに人は、努力できる。」

 

  どんなに辛くても、自分がしたいことにはどんな労力でも割ける。苦痛を感じ、辛い思いをすることがあっても、決してそこから逃げる選択を選ばない。そんなものに出会えたのなら、それはむしろ幸福だと言える。

  そんなものをまた見つけたいと思いつつも、私は今を変える勇気を持てずに、ただ立ち竦んでいる。だから、世間の新生活へ向けて浮き足立った雰囲気に取り残され、また暗い底へ引き摺り込まれていく。次こそはと意気込みがあっても、今を努力できない私には次なんて言葉は存在しなかった。