考の証

要は健忘録

なにか。

 一瞬、何かを感じる。その感触は永遠に続くのようにも思えた。

 その余韻が終わったとき、またその瞬間が訪れた。今度は強く、激しく身を貫くようなものであった。

 そして世界は一気に開けた。その瞬間、私という存在が続くことが許された。感じるのは温かさ、振動、そして浮遊感。ピリピリとした感覚が全身を貫くが、その全身は一体どこまでの領域を指すのかを理解することができなかった。何か違う感覚を感じるときもあったが、それが何かを認識する術を持っていないことにしばらくして私は気付いた。ゆらゆらと揺れる中、今まで感じた揺れとは違う、もっと微細な振動を感じた。その次の瞬間、今までに感じたことのない衝撃とともに私という存在は途切れた。